ベネチアは本当になくなってしまうのか
新婚旅行で行ったイタリアとスペイン。
はっきり言って、ヨーロッパはしばらく行かなくてもいいと思うくらいの長旅でした。
その中でも特に心に残っているのが、水の都と言われるベネチア。
ベネチアは将来無くなってしまうと言われているので、これを機に新婚旅行を振り返りながらベネチアの将来を調べてみたいと思います。
- レンガ色とエメラルドグリーンのコントラストが美しい街
- 降り立ったその先は、サンマルコ広場
- ゴンドラで水の都を周遊
- ベネチアでのおすすめはパスタ
- 陽気という言葉が似合う、ベネチアの人々
- サンマルコ広場を水浸しにするアックア・アルタ
- ベネチアは既に20cmほど沈んでいる
- もう一度ベネチアに行くとしたら
レンガ色とエメラルドグリーンのコントラストが美しい街
ベネチアの何に心を打たれるかって、まずは風景です。
イタリアはとにかくオシャレな街です。
ローマもフィレンツェも大好きですが、ベネチアは他と比べ物にならないくらい美しい風景。
ぜひともベネチアに行ったら、高いところから街を見下ろしてみて下さい。
レンガ色の建物とエメラルドグリーンの海。
反対色に近い色合いにも関わらず、新鮮でありなぜか心落ち着くコントラスト。
「息を飲む風景」とは、まさにこのことだと思います。
降り立ったその先は、サンマルコ広場
観光客も非常に多いのですが、地元の方々は広場の階段に座って談笑したり、カフェで読書したり、まったりと過ごしていました。
サンマルコ広場からも見える、ザ・ベネチアとも言える建築が、この鐘楼です。
展望台から眺めるベネチア市街は、絶景です。
その他にもサンマルコ広場では工芸品であるベネチアンガラスの実演を見ることができたりと、ベネチアの文化にも触れることができます。
それから、実はこのサンマルコ広場の片隅には、世界で最も古いと言われるカフェ「フローリアン」があります。
満員で入ることはできませんでしたが、何かオーラのある門構えでした。
ゴンドラで水の都を周遊
ベネチアは、実は潟の上に杭を打ち込んで作られた街。
街の中は水路で区切られ、車は入れません。
そのため、このゴンドラは観光としてだけではなく、地元の方々の交通手段。
水路は波そのものの揺れもないので、かなり快適な乗り心地です。
レンガ色の街並みの中、たまに現れるカラフルな建物がとても印象的でした。
かなり入り組んだ水路の中、急にプラダのお店があったりして、とても面白かったのを覚えています。
路面店と言っても、ベネチアでは水路の途中にお店があるんです。
この写真は、ベネチアは市街を分断するように流れるカナル・グランデという、全長3kmほどの川。
カナル・グランデには4つの橋がかかっており、その中の1つであるリアルト橋の上から撮影したものです。
計算したわけではない自然な配色なのに、見ているだけでワクワクします。
ベネチアでのおすすめはパスタ
イタリアと言えばピザとパスタ。
その中でもベネチアで食べるべきは、パスタです。
水の都というだけあって、魚介系のパスタはかなりおいしい。
このお店で面白かったのは、お会計のときの店員さんとの会話。
お会計お願いしますという意味を表す、
「イル・コント・ペルファボーレ」
とカタカタに伝えると、
「イル・コント?おー‼︎お会計‼︎アリガトウ‼︎」
と日本語で返してくれました。
日本人観光客が多いこともあってか、ベネチアのお店では、かなりの確率で日本語が通じます。
陽気という言葉が似合う、ベネチアの人々
ベネチアの人々を一言で表すなら、まさに「陽気」。
明るくて優しくて、滞在するだけで元気になれる街です。
実のところ、イタリア滞在中はかなりぼったくられました...。
地下鉄とか、公共交通機関の職員もぼったくってきますからね...。
ベネチアのお店では、そんなことは全くありませんでした。
サンマルコ広場を水浸しにするアックア・アルタ
ここからは、ベネチアの将来について、少しだけ調べてみたので書いてみようと思います。
最近、ベネチアの高潮が話題になっています。
サンマルコ広場が水浸しになっている映像をよく見かけます。
実はこの高潮、定期的に起こります。
アックア・アルタという異常潮位現象で、潮の満ち引き、独特な地形、シロッコなどの季節風の影響が重なることで起こります。
ベネチアは既に20cmほど沈んでいる
ベネチアは定期的なアックア・アルタによって、度々町が水没します。
これに加えて、そもそもベネチアは潟の上に建てられた町であるため、地盤沈下が起こるんです。
そして何より、地球温暖化による水位の上昇。
これらにより、ベネチアは観測が始まってから、既に20cmほど沈んでいるようです。
もう一度ベネチアに行くとしたら
もし、もう一度ベネチアに行くとしたら、ぜひ娘を連れて家族で行きたいなって思います。
夫婦で見たベネチアの風景を、娘が見ると何を思うのか。
親のエゴかもしれませんが、いつかそんな日が来ると嬉しいなって思いながら、今回の記事を書きました。
いつか時が来たとき、ベネチアが存在しているためには、日本にいながらも環境のことをしっかりと考えていかなければなりません。